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今治乃万地方に石塔が多いのは?

石塔
 今治の乃万地方には鎌倉時代から南北朝時代にかけての、数多くの石造物が集まっています。これらの石造物は国指定の文化財に指定され、全国でも有数の地域となっています。

 最も多いのが供養塔である宝篋印塔で野間長円寺跡、神宮野間神社裏、延喜乗禅寺などにあります。密教に関係する五輪塔が野間坪之内、野間覚庵、延喜乗禅寺などに。平安時代の金銅宝塔を模した宝塔が延喜乗禅寺にあります。これだけの文化財である石塔が乃万地方に集まっているのは、近隣の大島が良質の花崗石、大島石の産地であることに加え、この地域を治めた河野氏を中心とした豪族の勢力の大きさや厚い信仰心を証明しています。

 野間神社は野間氏の祖が祀られており、古くから由緒のある神社。乗禅寺は真言宗の寺ですが「延喜の観音さん」として知られ、醍醐天皇の御代に宥然上人が天皇の病気平癒を祈願し、全快したため創設されたといいます。どちらも信心深い人たちに愛された場所であることは間違いのないことです。。
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