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今治の謎100
桜井漆器について教えて?

串指法
 「椀船」で陶器と紀州黒江の漆器を行商していた事はお話ししましたが、売れ行きのいい漆器を自分の土地で作ろうと考えるのは人の心の常。桜井漆器が作られはじめたのは19世紀の文政の頃です。

 天保2年(1831)に桜井の月原久四郎氏が壊れやすい重箱の四隅の接着に「串指法」を考案。同時期には月原紋左衛門が西条藩から蒔絵師の茂平やろくろ師を招き、桜井漆器の名が高まりました。桜井漆器は丈夫さと値段の安さが好評で、九州地方では紀州の漆器に負けない売れ行きを見せました。

 明治初期には漆器製造を専業とするものが十数戸となり加賀や能登輪島、黒江などの生産地から職工を招き、より優れた漆器が生産できるようになりました。

 技法見学や展示即売などができる伊予桜井漆器会館で桜井漆器を実感するのも良いかもしれません。

●伊予桜井漆器会館
 電話0898-48-0418
 9時〜18時
 定休日 火曜日
 無料
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